1995-12-26 ◆日本TVメーカー、<越>市場奪還目指す 【シンガポール】先鞭をつけながら、結局韓国企業に出し抜かれた形の日本TVメーカーがベトナム市場の奪還を図っている。 ベトナムのグエン・スアン・チュアン副工業相によると、松下、東芝、三洋、JVCがベトナムにおけるTV工場の建設及び市場開拓を目指し、当局と交渉を開始した。ベトナムの電子市場では少なくとも40社にのぼる地元企業と半ダースほどの外国企業がシェアを争っている。最初に同市場に進出した外国企業はJVCで1985年に国営VietronicsとTV製造契約を結んだ。JVCは目下第2工場の建設を計画しており、また今年2月にはソニーがホーチミン市の600万米ドルの工場に70%出資、東芝も4月にダエウとビデオ・カセット・レコード・ヘッドの製造技術協定を結んだ。東芝は同プロジェクトには投資しなかったが、目下独自のTV工場の建設を計画している。 しかし日本企業が韓国企業の市場支配に挑戦するのは容易でない。日本企業が当初ベトナム進出に静観姿勢を見せている間に、韓国のダエウ、サムスン、ラッキー・ゴールドスター等が地歩を固めてしまった。ダエウは国営Hanelとハノイに3300万米ドルの合弁工場を設け、年間カラーTV20万台、冷蔵庫30万台、電子部品100万ユニットを製造、サムスンは地元民間会社トレード・インポート・エクスポートCoとのTV/冷蔵庫製造合弁に3600万米ドルを投資、ラッキーも地元企業Selと同様の合弁契約を結んでいる。(BT:12/23)