2011-03-22 ◆2月のヘッドライン・インフレ8.31%に加速 【ニューデリー】食品と燃料の値上がりに牽引され、卸売物価指数(WPI:wholesale price index)を基準にした2月のヘッドライン・インフレーション(総合インフレ)は、1月の8.23%から8.31%に僅かながら加速した。 ビジネス・スタンダード、ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが3月14/15日報じたところによると、昨年2月のヘッドライン・インフレは9.42%だった。WPIの14%の比重を占める食品価格指数は2月に前年同期に比べ10.65%、食品/非食品/鉱物から成る一次産品価格指数は同14.79%、燃料/電力価格指数は同11.19%、それぞれ上昇した。WPIの64.9%の比重を占める製造業品目指数は2月に4.49%の上昇を見た。 しかし一部の食品価格は下降した。小麦は昨年同期に比べ1.67%、豆類は同5.1%、ジャガイモは同11.28%、いずれも値下がりした。 燃料/電気の値上がりは、ガソリン価格の14.99%と、家庭用液化石油ガス(LPG)価格の14.99%の上昇に牽引された。 この日、国会議事堂で記者会見したPranab Mukherjee蔵相は「変動する月ごとの数字は、正確な状況を反映していない。ヘッドライン・インフレが3月末までに7~7.5%に沈静する可能性は依然存在する」と語った。 ○食品インフレ、3ヶ月ぶりに一桁に鈍化 【ニューデリー】卸売物価指数(WPI:wholesale price index)をベースにした食品インフレションは、ジャガイモや豆類等、一部の品目の値下がりに助けられ、2月26日までの1週間に9.52%と、前週の10.39%に比べ鈍化、3ヶ月ぶりに一桁台にまで沈静した。このため今会計年度末までにヘッドライン・インフレーション(総合インフレ)を7%近くに抑制すると言う大蔵省の目標実現の望みが高まった。 デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月10/11日伝えたところによると、食品インフレが一桁台に戻るのは、2010年12月4日までの1週間に9.46%が記録されて以来のこと。しかし、上昇基調を辿る原油の国際価格が懸念材料だ。WPIにおいては、燃料/電気項目の方が、食品項目より多少比重が重い。最近発表された1月のヘッドライン・インフレーションは8.23%だった。2月の数字は来週発表される。 食品インフレは、目下のところ、果実、ミルク、肉、魚に牽引されているが、首相経済諮問委員会(PMEAC:Prime Minister's Economic Advisory Council)のC Rangarajan委員長によると、2011年3月末までに7%を切る見通しと言う。 燃料/電気価格の上昇率は、比較対象になる昨年同期の数字が高水準だったことから9.48%と、前週の12.56%に比べ鈍化した。しかし前週との比較では価格は横ばいだった。 ○食品インフレは依然許容限度外:蔵相 【ニューデリー】今日の9.5%の食品インフレは依然として許容できず、政府は、必需食品の供給等、一連の施策を講じ、一層の引き下げを図る。 デカン・ヘラルドが3月11日伝えたところによると、Pranab Mukherjee蔵相は国会下院における新年度予算案審理の席上、「食品インフレは昨年初の20.2%から今日の9.5%に鈍化したが、依然として許容することができない」と語った。 ○食品インフレ9.42%にさらに鈍化 【ニューデリー】卸売物価指数(WPI)を基準にした食品インフレは、ジャガイモや豆類の値下がりを背景に3月5日までの1週間に前週の9.52%から過去3ヶ月半来最低の9.42%に2週間連続して鈍化、また2週間連続して一桁を維持した。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが3月17/18日報じたところによると、昨年同期に比べジャガイモは9%、豆類は3.05%値下がりした。果実は19.39%、卵/肉/魚は13.10%、野菜は8.71%、穀物は3.88%、それぞれ値上がりしたが、前週の上昇率に比べ、卵/肉/魚の上昇率は2%ポイント鈍化した。しかし果実は1%ポイント加速した。穀物の中でも米は2.75%、小麦は0.69%、それぞれ値上がりした。