1996-01-04 ◆<星>輸入鋼材、値下がり持続 【シンガポール】輸入鋼材の過剰供給からシンガポールにおける条鋼価格は値下がりし続けている。 建築コストの8~10%を占めるとされる条鋼(リインフォースメント・バー/リバー)は昨年初のトン当たり560Sドルから昨年末の485Sドルに下降した。国際鋼材価格は昨年初にはトン当たり330-350米ドルだったが、昨年12月初めには310米ドル、そして年末には300米ドルにまで下降した。昨年初9カ月間に輸入されたリバーは71万9578トン、3億5316万Sドルを記録、一昨年通年の59万万5617トン、3億1237万Sドルを上回った。輸入業者によると、昨年第4四半期には鈍化傾向が生じたものの、月間輸入量は少なくとも3万トンを超えたとしている。業界筋によると保管スペースが確保されれば、輸入ビジネスは容易なことから、マージンが数年前のトン当たり100Sドルから5-10Sドルに縮小したにも関わらず、依然として輸入業務に進出する者が後を絶たない。輸入鋼材は昨年シンガポールで消費されたおよそ130万トンの鋼材の半ば以上を占めており、業者は市場における鋼材のダブつきを7万~9万トンと予想する。腐食の恐れが有り、長期保存に向かない鋼材は、向こう数カ月間に更に5-7%の下降が予想される。また輸入業者はベトナム、ミャンマー、ブルネイ等への再輸出を積極化している。再輸出価格はトン当たり505Sドルで、国内におけるような競争もなく、リスクもそれほど大きくないと言う。(BT:12/29)