1996-02-08 ◆イージーコール、<星>ページング市場参入目指す 【シンガポール】オーストラリア拠点のマトリクス・テレコミュニケーションズがシンガポールに新設した地域営業本部イージーコール・インターナショナルPte Ltdはシンガポールのページング会社3社中1社の権益を買収、シンガポール市場への参入を図る計画だ。 コンパック・コンピューター・アジア・パシフィックのトップ(MD)を昨年退き、イージーコールの舵取りを引き受けたリム・スンホック氏によると、イージーコールはフィリピン及びポーランドではナンバー・ワン、マレーシア、インドネシアではナンバー・ツー、インドでは全国規模でページング・サービスを提供する唯一の企業で、向こう2、3年間に域内におけるナンバー・ワンを目指すのは、同氏がコンパックのアジアにおけるトップの地位を築いたのに比べ、容易だ。同社はシンガポールではページング・ライセンスを保持していないが、モービルワン、STページング、イントラページの内1社の権益買収を通じて市場参入を図る計画で、今月中にも交渉に着手すると言う。 観測筋はイージーコールがSTページングの権益を買収する可能性は小さくないと指摘する。最近コンフォート・グループはSTページングの20%の持ち株を売却、この結果後者の株主構成はシンガポール・テクノロジーが80%、ニュージーランドのベルサウスが20%となっている。フィリップ証券は昨年、その報告書の中でシンガポール・テレコムを含む4社が競争し合うページング・ビジネスにおいて好収益を期待するのは困難とし、コンフォートがその持ち株を売却する可能性を指摘していた。シンガポールにおけるペジャーの普及率は25%と世界的にも最高レベルに有るが、この点に関してリム氏は「確かにそうした点からすれば、シンガポール市場は決して魅力的と言えないが、競争の過程ではオペレーター間の共食いが生じるものと見られ、製品やサービス面で為しうることは少なくない」と指摘した。同社はシンガポール事務所のスタッフを現在の6人から年内に30人に拡大すると言う。またリム氏は3~6カ月以内に独自の投資持ち株会社を設立、コンピュータ会社に投資することも計画中と言う。(ST,BT:2/7)