1996-02-10 ◆<星>大手企業数社の不振で電子業界2%減益も 【シンガポール】シンガポール証取(SES)及びセスダック電子銘柄の通年の業績は今月末までに出揃う見通しだが、ザ・エスティメーテッド・ディレクトリーに掲載されたアナリストらの予測を集計すると、1995年度の利益は一昨年を2%下回りそうだ。 しかし多くのアナリストは、同数字は少数の大手企業の予想外の不振で歪められており、大多数の電子企業の業績はかなり良好と指摘する。減益が見込まれているのはアクマ、カノードメタルボックス、IPCコープの3社のみで、IPCの5510万Sドル、23.8%減益を除いただけで、同部門は前年比6.4%の増益となる。IPCの不振の一因はDram(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)チップの値下がりとされ、クリエイティブ・テクノロジーも同じ理由から第2四半期に1040万米ドルの在庫調整引き当てを余儀なくされている。ST紙のインタビューを受けたアナリストらはセスダック登録のアズテク・システムもクリエイティブやIPCほどではないにしろ、Dramチップ値下がりの影響を受ける1社と予想している。DBSインベストメント・リサーチのアナリストは、これらの企業がDramチップの値下がりで帳簿抹消を行っても驚かないが、それは5%以内で、換言すれば約300万Sドルの範囲内だろうとしている。アナリストらは少数の例外を除けば、電子業界は昨年度ローティーンの増益を記録できたはずで、部品不足も緩和したことから今年度は21%の増益が見込めるとしている。(ST:2/9)