1996-02-13 ◆<星>ヤオハン、郊外に独自モール開発 【シンガポール】ヤオハンは小売戦争が過熱するシンガポールに独自モールを建設、既存の小売活動を収容するとともに、斬新な専門店街を設ける計画だ。 ヤオハンのASEAN地域業務を統括するインターナショナル・マーチャンダイズ・マートLtd(IMM)の和田会長によれば、ヤオハンは中国で製造した独自ブランド製品を販売することも研究している。独自モールを設けることにより賃貸料コストをカットでき、独自ブランド商品製造により規模の経済性も実現できる。目下郊外にIMMビルと同レベル(17万2000平米)の床面積を確保できる3万平米ほどの土地を物色している。まだ開発の進んでいない新開地でもいいが、強力な顧客ベースを提供する住宅地が開発される必要がある。専門店街にはIMMホールセール・センターにより手掛けられている商品を陳列できる。中国における独自ブランド製品の製造については、当面日用品や冷凍食品、麺類が考えられる。これらはシンガポールに輸入された後、域内市場に再輸出されると言う。ジョーンズ・ラング・ウートン幹部によると、ヤオハンの構想は郊外で量販安売りを提供する欧米のバリュー・リテーリング・モールの概念に類似している。IMMの経験から駐車スペースやMRT駅への足を確保するバス・サービスさえ提供すれば、ロケーションはそれほど重要ではない。ヤオハンの戦略はグループの小売/貿易/流通/製造等の各種業務に国際的展望を与えるものと言う。(ST:2/12)