1996-02-15 ◆<星>電子業界に米国チップ需要下降の陰影 【シンガポール】米国コンピューター産業のチップ需要は過去10年来の最低レベルに落ち込んだが、シンガポール証取(SES)電子銘柄の大部分は13日ほとんど無傷で大難を切り抜けたようだ。 米国の半導体産業協会(SIA)は12日、半導体の1月のBBレシオ(book-to-bill ratio)が前月の1.12から0.93にダウンしたと発表したが、ブルームバーグ・シンガポールの電子株28銘柄指数は翌13日に100.97と、0.12ポイント落ち込んだにとどまった。1.00を下回るBBレシオは需要の減退を示すものとされるが、アナリストらはシンガポール電子銘柄指数の0.12ポイントのダウンは通常の変動と説明している。あるアナリストは、電子銘柄指数のダウンはBBレシオが1.00を切ったこととは関係ないが、投資家は電子株の動向をさらに慎重に注視する必要があるとしている。1月のBBレシオは12月より高いのが普通だが、同レシオは10月の1.18から月ごとに下降線を辿っており、あるアナリストは、チップ・メーカーが年末需要の判断を誤り、在庫が膨れたのが下降の原因と指摘している。(BT:2/14)