1996-02-16 ◆<馬>国産車独占代理権喪失説でEON株急落 【クアラルンプル】エダラン・オートモビル・ナシオナルBhd(EON)が国産車製造元プロトンの独占代理権を喪失するとの噂で、EON株は14日、1.10Mドル値下がりした。 顧客にEON株の売りを勧めた証券アナリストによると、プロトンはEONに対し、プロトン・エアロバック・モデルの販売代理権を4月1日付けでウサハサマ・プロトンDRB(USPD)に与えると通知した。現在この種のモデルの販売はEONの営業額の10%を占めている。プロトンが30%、ディバーシファイド・リソーシズBhd(DRB)が51%、イラット・バクティSdn Bhdが19%出資するUSPDは現在プロトン・サトリアの製造販売を手掛けており、同モデルの販売にEONはタッチしていない。 プロトンの親会社Hicomグループ筋も以上の消息を確認している。同筋によれば、エアロバック・モデルの代理販売権の変更と同時に製造業務もプロトンのシャーアラム工場からHicom傘下のオートモーティブ・コープ・オブ・マレーシア(ACM)の工場に移転される。これによりプロトンは需要の大きいプロトン・セダンやプルダナ・モデルをより多く製造できる。したがってEONはこれらのモデルの販売増でエアロバック・モデルの代理権喪失を埋め合わせることができる。同筋はこのため、市場の反応は過剰と指摘している。しかし某証券アナリストは収益に対する影響はそれほど大きくないかも知れないが、今回の措置により国産車の独占販売代理としてのEONの地位に疑問が生じ、市場は次ぎに来るものは何かと猜疑していると言う。(BT:2/15)