1996-02-23 ◆<馬>カザナ、ウエハー・ファブ事業への投資研究 【クアラルンプル】マレーシアの政府投資会社カザナ・ホールディグズBhdは米国パートナーと合弁でクリム・ハイテク・パークにウエハー工場を設ける可能性を検討している。 業界消息筋によれば、カザナは米系多国籍企業3社からの提案に基づき少なくとも関係合弁事業の30%以上の権益を握りたい意向だ。タブン・ハジやトゥナガ・ナシオナルBhd、被雇用者積立基金(EPF)等の他の機関にも出資が求められる可能性が有り、カザナはこれらの地元パートナーとともに支配権益を握ることを欲しているとされる。その目的は合弁事業から技術/ノーハウを吸収し、経営面でも主要な役割を演じることにある。投資はいわゆるファウンドリー・コンセプトに基づいて行われるものと見られ、同コンセプトの下では地元パートナーが外国パートナーや他のユーザー企業の仕様に基づいて製造を担当する。こうした方式が採用される場合、一般に地元側が支配権益を握り、外国パートナーの持ち株は約10%にとどめられる。 マレーシア工業開発局(MIDA)幹部によると、現在マレーシアではスルンバンで旧式の技術により小規模なウエハー製造が手掛けられているのを除けば、モトローラが唯一のウエハー製造会社で、最近は日立が韓国のLGセミコンCo Ltdと共同で1998年初の完成を目処に1300億円のウエハー工場を建設する計画を発表している。しかし今世紀末までにはマレーシアは5つのウエハー・ファブを有することになるものと見られる。クリム・ハイテク・パークの他、ジョホール・テクノ・パーク、ペラ州のスリ・イスカンダル・ハイテク・パーク、ペナン等がその候補地と目されている。世界のウエハー生産は現在の年間1360億米ドルから2001年の2750億米ドルに拡大する見通しと言う。(BT,ST:2/22)