1996-03-05 ◆<星>大きいことは良いこと:クアンタム 【シンガポール】米国のディスク・ドライブ(HDD)メーカー、クアンタムのデービッド・ロークリフ重役(アジア太平洋マーケッティング担当)によれば、デスクトップ・ドライブにとって大きいここは良いことで、今や5.25インチ・ドライブに戻る時期と言う。 クアンタムは先週5.25インチ仕様に準じたHDD新製品、ビッグフット・シリーズを発表した。新製品は同社の製造パートナー松下寿により日本とシンガポールの工場で生産され、来月から市場に投入される。ビッグフット1.2の市販価格は270米ドル、ビッグフット2.5は380米ドルで、松下寿はシンガポールにおける製造品目の約30%をビッグフットに転換する。ロークリフ氏によれば、大型記憶容量に対する需要の急増に対応する方法は、プラッターの数を増やすか、大容量MR(マグネット・レジスティブ)ヘッドを使用するか、大型ディスクを用いるかだが、MRヘッドとディスク・メディアの供給が逼迫していることから、第1、第2の方式はコスト・アップを伴う。これに対して大型ディスクを使用すれば、ディスク1枚につき容量が90%拡大、コスト効率は顕著に高まる。また5.25インチ・ドライブはCD-ROMドライブのサイズに一致し、HDDやCD-ROMのベイにピッタリ収まることから、取り付けも3.5インチ・ドライブより容易である。記憶容量に対する飢餓状況が生じる中で、既にエイサー、コンパック、ヒューレット・パッカード、オリベッティ、サムスンは5.25インチ・ドライブの使用を約束している。クアンタムはビッグフット・シリーズを消費者PC(パソコン)市場及びエントリー・レベルのビジネスPC市場向けに売り込み、ハイエンド・ビジネスPC市場にはMRヘッドとより多くのプラッターを装備した3.5インチ・ドライブを提供していくと言う。(BT:3/4)