1996-03-13 ◆<星>益々多くの台湾企業がSES上場準備 【シンガポール】海峡両岸の関係悪化に伴う台北証券市場の急落で多くの台湾企業がシンガポール証取(SES)への上場を準備しているもようだ。 SESメインボード上場企業エイサー・コンピューター・インターナショナル(ACI)のウィリアム・ルー社長は、「複数の台湾企業からSES上場に関する問い合わせを受けており、SES上場を図る台湾企業が今後増える可能性は高い」と指摘、フォーモサ・グロース・ファンドの運用を手掛けるクワン・フア証券台北オフィスのジミー・チュー課長は、「台湾電子企業の中に海外上場を通じて、政治的リスクを拡散しようとする傾向が生じている」と語った。HGアジア台北事務所のジョナサン・ロス主任も電子業界を中心とする多くの台湾企業がSES上場を検討していると述べている。昨年9月には台湾チップ・メーカーのアドバーンスト・セミコンダクター・エンジニアリングがSESへの上場を認められ、12月からSESメインボードで同社の預託証券が取引されている。また先週末にはブーム&ブーム・フーズ・グループがSESへの計画を発表している。ACIのルー社長によると、中台戦争が発生するとは思わないが、同社は通常の4週間分の部品在庫に、2、3週間分を上乗せして、万が一の供給難に備えていると言う。(BT:3/12)