1996-03-16 ◆<馬>プロトンMD、辞表提出 【クアラルンプル】国産車プロジェクトの創業者の1人に数えられるプロトン社のマネージング・ディレクター、ナズミ・モハド・サレー氏がプロトン取締役会に辞表を提出した。 消息筋によれば、同問題は既にマハティール首相にも伝えられたもようだ。マレーシア政府は依然としてプロトンの約18%のシェアを握っており、同社の重要問題は首相に諮問される。しかし首相がナズミ氏の辞職にマッタをかける可能性はありそうにないと言う。プロトンの親会社Hicom Bhdの幹部は「辞職の話しは聞いているが、タイミングが問題」とコメントしている。 ナズミ氏の辞職問題は政府がHicomの権益をライバルのヤハヤ・アハマド氏に売却を決めた直後から取り沙汰されていた。マハティール首相は全員の協力を呼びかけたが、アナリストはナズミ氏の辞職は不可避だったと評している。ある業界筋は「プロトンは今やヤハヤのワンマン・ショーの感が有るが、2人の意見がいつも一致していた訳ではないとも聞いている」と語った。プロトン車の販売代理EONのファイナンス・マネージャーからスタートしたナズミ氏は1993年にそれまで三菱幹部により占められていたマネージング・ディレクターのポストに初のマレーシア人として就任した。業界消息通によれば、ナズミ氏は同僚らとともにマネージメント・バイ・アウトを計画していたが、ヤハヤ氏が先手を取って親会社のHicomを買収したため、計画は水泡に帰したと言う。(BT:3/15)