1996-03-25 ◆<星>シェル、毎日灯油1000トン損失 【シンガポール】シェル・シンガポールはブコム島原油蒸留施設(CDU)の故障で、先々週以来毎日灯油1000トン(7000バレル強)の損失を被っている。 これはリボイラーの故障で灯油と粗ディーゼル油を分離できないまま原料油が粗ディーゼル油の貯蔵施設に流入してしまうためだが、シェル・スポークスマンはこれ以上状況が悪化し、経済的に操業を維持できなくならない限り、当面蒸留施設をストップして故障を修理する計画はないとしている。当該CDUは日量42万バレルの処理能力を有するブコム島製油所の中でも最大の日量20万バレルの精製能力を有する。同装置をストップして故障が修理されるのは早くても今年年央のことと見られ、今後6~7カ月こうした状況が持続するものと予想される。アナリストは1バレル27米ドルの今日の灯油価格からして、シェルの実施的損失は1バレル当たり1~2米ドルを上回ることはなく、シェルほどの企業にとってはピーナッツ程度のことと評している。(BT,LZ:3/23)