1996-03-30 ◆<星>モービルワン幹部、価格競争の可能性否定 【シンガポール】来年4月にはシンガポール・テレコムが移動電話市場における独占権を喪失、第2の移動電話会社モービルワンが市場に算入するが、ハンドフォーン価格やサービス料の値下げ競争は起こりそうにないと言う。 米国、英国、オーストラリア等では原価を割り込むハンドフォーンの値下げにより移動電話会社各社が顧客争奪戦を展開しており、スリランカでは新規契約者に無料でハンドフォーンが提供されている。しかしモービルワンのロー・チンナム重役(CEO)によると、この種の競争の目的は産業の成長を促すよりも弱小プレヤーを破綻させることにあり、業界全体に深刻な影響を及ぼす。ロー氏は、「香港では移動電話会社4社が競争しているが、僅か2社のシンガポールでそのような競争を行う必要が有るだろうか」と反問した。料金についてもシンガポール・テレコム子会社のモービルリンクの月額45Sドルの基本料金とピーク・アワー毎分20セントの使用料は国際的にも極めて低額で、同社としては価格競争を挑むよりもモービルリンクとともに市場を開拓する計画と言う。業界消息筋によれば、現在シンガポールにおける移動電話のユーザーは27万人以上で、毎月約6000人が新規加入している。(ST:3/29)