1996-04-08 ◆<星>コーニング、バイオ工場建設計画 【シンガポール】米国の特殊ガラス会社コーニング・インク傘下のコーニング・ファーマスーティカル・サービシズ(CPS)は、急成長するアジア地域のバイオ産業に目をつけ、シンガポールにバイオ工場を設ける事業化調査を進めている。 J.アッターバック新事業担当上級副社長が4日催された同社地域センターの開所式の席上明らかにしたところによると、同社は現在、バイオ分野の需要を探るため、東京からシドニーをカバーする地域のバイオ研究機関を対象に調査を行っており、同調査は今年半ばまでに完了する。CPSは来年1月に操業を開始する米工場と同水準の4000万~5000万米ドルをシンガポール工場に投資する計画で、順調にいけば98年半ばまでに完成する見通しだ。 また、同社は拡大するアジア地域の臨床試験需要に対応するためシンガポールに中央研究所を設置、医薬会社をサポートしていく計画で、来月中に合弁パートナーを決定する。CPSは豪州、南アフリカ、米国、スイスにもこの種の中央研究所を設けている。同社は日本と豪州を含むアジア地域に1000万~1500万米ドルを投資して来たが、バイオ工場と中央研究所の設置により同投資額は2年内に6000万~6500万米ドル増加する。CPSの昨年のアジア地域売上は3000万米ドルで、西暦2000年には1億米ドルに拡大するものと予想されている。(ST:4/5)