1996-04-11 ◆<星>航空貨物輸送の成長率鈍化 【シンガポール】シンガポールの航空貨物輸送産業の成長鈍化が最近顕著となっている。 民間航空局(CAAS)が発表した統計によると、1月にチャンギ空港が取り扱った航空貨物は前年同月比7%増の8万7000トンと、昨年同月の15%の伸びから半減した。その実、航空貨物取扱量の伸びは昨年下半期以来、減速傾向を示しており、昨年10月にはわずか1%の伸びにとどまった。同月の成長鈍化の原因としては、小売業界の低迷等が指摘されている。昨年上半期には2桁成長を遂げ、特に4月には前年同月比17%増の9万2600トンを記録したものの、8月以降2桁成長は後を絶った。昨年通年のチャンギ空港の航空貨物取扱量は9.5%増の110万トンだった。シンガポールの航空貨物輸送は東北アジア及び東南アジア便により牽引されており、取り分けシンガーポールと中国の緊密な関係から中国貨物の伸びが顕著となっている。今年1月にもこの種の貨物の取り扱い量が1500トンと昨年同月の数字から2倍以上の伸びを見た。同月の東南アジア航空貨物の伸びは17%だった。(BT:4/10)