1996-04-17 ◆<星>そごう、パラゴン売却計画棚上げ? 【シンガポール】オーチャード・ロードに面した優良商業ビル、パランゴン・バイ・ソゴーの売却計画が棚上げにされたのではないかと噂されている。 業界消息筋はそごうが売却計画そのものに見直しを加えている可能性を指摘するとともに、あるいは同ビルに隣接した不動産オーナーのパークウェイ・ホールディングズ(マウント・エリザベス・ホスピタル所有)及びロイヤル・ブラザー(プロムナード所有)がそれぞれ総合的な再開発に関心を抱いていることから、より条件の良い価格を引き出すために単に引き延ばしを図っている可能性も有ると憶測している。そごうのシンガポール・サイド・スポークスマンはコメントを控えている。某プロパティー・コンサルタントは「そごうは全ての問題についてほとんど沈黙しており、こうした点からすれば売却計画に見直しを加えていると推論する他ない」と指摘した。バイヤー側の提示価格(S$6億~7億)とそごうの希望価格(S$8億)の開きやそごうが負債問題を解決する別の手だてを見出したこと等が売却計画見直しの理由として考えられる。 そごうは1989年にユナイテッド・インダストリアル・コーポレーションから同ビルを所有するタラロネ・インベストメンツを6億9000万Sドルで買収した。タラロネは1988年に2億8000万Sドルで買収したパラゴン以外に同ビルの隣接地を1989年に7700万Sドルで買収しており、同地には目下DBSランドと共同でリッチモンド・コンドミニアムを開発中だ。1万3630平米の永久所有権付き土地に建てられた6階建てのショッピング・センター(4万6000平米)上部には14階建て(2万2248平米)のオフィス・タワーを増築することが認可されており、同増築に伴う開発税は5000万Sドルと見積もられている。(BT:4/16)