1996-04-19 ◆米国3M、<星>を東南アジア市場開拓の拠点に 【シンガポール】世界ビジネスの再編に乗り出した米国のディスク製造会社3Mは、7月1日付けで記憶装置/イメージ・ビジネスを手掛ける新会社イメーション・コープを米国に設立するとともに、シンガポールに完全子会社のイメーション・シンガポールを設け、マレーシア、フィリピン、タイ、インドネシア、インド市場進出の橋頭堡とする計画だ。 イメーション・シンガポールのマネージング・ディレクターに就任予定のA.K.タム氏によると、シンガポール企業の資本金は600万~1000万米ドルで、既存の3Mシンガポールの約300人の従業員中データ・ストーリッジ・ビジネス部門の70-100人の雇用を引き継ぐ。イメーション・シンガポールは先ず上記5カ国における代表事務所の開設を支援するが、早ければ今年末にもこうした代表事務所は子会社に格上げされる。 イメーション・コープのウィリアム・モナハン最高経営者(CEO)によると、今回の再編はブームのアジア及び勃興する欧州の経済が、成熟期を迎えた米国に比べより大きな事業拡張の機会を提供してくれるとの見通しに基づくもので、同社はアジアと欧州における向こう数年間のビジネス成長見通しも、50%から65%に上方修正している。米国本社はアジア太平洋地域13カ国の営業に責任を負い、シンガポール、香港、東京、ソウル、シドニーには戦略的ハブが設けられる。同社は目下シンガポールの経済開発局(EDB)に、地域ハブに対する何らかの奨励措置の適応を求めていると言う。(ST:4/18)