1996-05-02 ◆<馬>サンヨー、企業買収の標的に 【クアラルンプル】サンヨー・インダストリーズ(M)Bhdのクアラルンプル証取(KLSE)における取引は火曜(4/30)の午後2時50分に突然停止されたが、市場には、ロバート・タン・フアチュン氏が同社の買収を図っているとの噂が流れている。 サンヨーの株価は買収の噂が伝えられた4月19日(金)には前日に比べ90セント高の10.90Mドルで引けたが、1週間後の4月26日には14.40Mドル、そして30日には16.30Mドルまで上昇、取引停止時の価格は15.90Mドルだった。 サンヨーはKLSEの質問に対して株価急騰や出来高膨張の理由は思い当たらず、ビジネス上も何等具体的な新動向は存在しないが、何らかの動きが生じればKLSEのガイドラインに基づき発表を行うとしている。 市場筋は買収価格を1株20Mドルと予想、日本サイドがサンヨーの上場資格を売却後、そのビジネスを買い戻すものと予想している。タン氏は1994年に買収したバタ(M)Bhdの履物ビジネスをカナダ人オーナーに売り戻した後、フェデラル・ケーブルを注入、社名をFCWホールディングズBhdに変更した前歴を有する。タン氏はFCWの他、ジャサ・キタBhd、UCMインダストリアル・ホールディングズBhd、マレーシアAica Bhdを支配、パシフィック・ケミカルズBhdの一部権益を握っている。(STAR:45/1)