1996-05-03 ◆<星>アップル、積極策で経営改善目指す 【シンガポール】アップル・コンピュータは先頃過去最悪の7億4000万米ドルの赤字となった第2四半期業績とコロラド工場の処分計画を発表したが、アップル・アジアのMD、ロビン・アブラムス女史は先週、アンモキオのアップル・シンガポール社屋で記者会見し、シンガポールにおける起死回生の市場戦略と、同戦略を支える新製品を発表した。 それによると、シンガポール市場では、アップルの独壇場となっているデスクトップ・パブリッシング分野に加え、教育とインターネットの2分野でマッキントッシュを最良のプラットホームに仕立て上げる。シンガポールの就学前教育施設の70%がマッキントッシュを導入しており、児童用ソフトで米国市場の85%を占めるマッキントッシュ用ソフトをシンガポールにも導入する。さらに、インターネット・プロバイダのパシフィック・インターネットと提携、インターネットに即アクセス可能な“パフォーマ5200”、“パフォーマ6200”、“パワー・マッキントッシュ6200”の3システムを特価で販売、同じくインターネットに即アクセスできる120MHzと150MHzのプロセッサを装備した“パワー・マック”を各2モデル市場に投入する。120MHz機は入門レベルのビジネス・ユーザ向け、150MHz機は教育界、企業、デスクトップ・パブリッシング業界をターゲットにしており、価格は3026~8771Sドル。この他、ホットキーを押すだけで“パワー・マック”をペンティアム・クラスのウィンドウズ・マシンに変身させるPCIカードも2種オプションとして6月に導入する。価格は未定。流通・販売業者からのフィードバックの如何では同カードを“パワー・マック”にバンドルすることも検討すると言う。 またアップル・シンガポールのMD、ピーター・タン氏は、アンモキオ工場を閉鎖したり、2000人の従業員をレイオフする計画はないと語った。(BT:4/29)