1996-05-08 ◆<泰>棒鋼供給過剰でメーカーと流通業者が反目 【バンコク】タイの棒鋼製造会社は国内市場における供給過剰からかつてない損失を被っている。 タイ鉄鋼産業協会(TSIA)幹部によると、投資局により認可された製造プロジェクトを基準にすれば、国内の棒鋼製造能力は年間1400万トンに達するが、需要は640万トンに過ぎない。こうした中でメーカーらは棒鋼需要の減退は流通業者が高額なマージンを上乗せしているためと非難している。それによると棒鋼の製造コストがキロ当たり8バーツであるのに、工場出荷価格は9バーツに過ぎない。これに対して政府が小売価格を12バーツに規制しているにも関わらず、流通業者は顧客から12バーツ以上を徴収していると言う。しかしナコン・タイ・スチール・グループのサワスディ会長は政府がインフレ抑制のために採った引き締め政策で建設業投資が縮小したのが需要減退の主因と語っている。(BD:5/7)