1996-05-27 ◆<星>昨年の海事工業営業額1%アップ 【シンガポール】シンガポールの昨年の海事工業営業額は27億3140万Sドルと、前年比1%の成長にとどまり、国民総生産(GNP)の2.3%を占めた。 シンガポール海事産業協会(ASMI)が24日発表したところによると、修船業の営業額は15億3600万Sドルと、前年比13%縮小した。港湾局の統計によれば昨年修理のためシンガポールに寄港した船舶は2725隻2700万トンと、前年の2968隻3070万トンを下回った。石油タンカーが最大の458隻で、全体の23%を占めたが、スーパー・タンカーは前年の70隻から62隻に減少した。受注減やSドル高で修船業は昨年苦しい営業を強いられたが、今年の受注は拡大しており、修船業況は底打ちした観がある。 造船業売上は8億1800万Sドルと、前年比1.8%ダウン、昨年シンガポールで建造された船舶は202隻28万トンと、一昨年の33万トンから顕著に減少した。 昨年のリグ建造額はは一昨年を2倍以上上回る3億7700万Sドルを記録したが、今年はまだ新規注文がない。 この他オンショア業務とエンジニアリング業務の売上は前年比56%減の6億1180万Sドルにとどまった。 報告書は世界的に船舶の老朽化が進んでいること等から、造修船/オンショア業務の市況回復が見込め、またSドル高に関わらず、当地業界は引き続き設備や人材への投資を拡大しており、高い競争力を維持しているとしている。(LZ:5/25)