1996-05-30 ◆<星>国民所得、世界のトップに:大前氏 【シンガポール】リットル・シンガポールを世界各地に創出する政策が奏功すれば、シンガポールの1人当たり国民所得が米国/日本/スイスを追い越す日が到来する可能性が有る。 ヒューレット・パッカード社が主催したHPシナジ96で、“21世紀における富の創出”と題して講演した大前研一氏によると、中国、ミャンマー、ベトナム、インド等におけるシンガポール・コンソーシアムのプロジェクトは過去30年間に達成されたシンガポールのサクセス・ストーリーを再現するとともに、域内に新たなビジネス機会を創出するものと見られる。例えば中国は30にのぼるこの種のプロジェクトを必要としており、決して容易ではないが、実現の可能性は有る。シンガポールはこうしたリトル・シンガポールのネットワークのセンターとして富の相乗的な増殖を実現できる。もしそれが成功すれば、今日2万4000米ドルのシンガポールの国民所得が日本や米国を追い越す日が到来するのは決して遠い先のことではないと言う。(BT:5/29)