1996-06-06 ◆<星>台湾総統は日本人の目で世界を観望:リー氏 【シンガポール】台湾の李登輝総統は日本制度の産物で、世界を日本人の目で観望している。 シンガポールのリー・クアンユー上級相は先月米国バージニア州における米国ビジネス・カウンシル・メンバーの会議に出席した際、NBCのTom Brokaw氏のインタビューに応じ李登輝総統に関する以上の評を行った。リー氏によれば、2人は年齢(73/72)もほぼ等しく、境遇も類似しているが、リー氏がシンガポールで英国式教育を受け英国の大学に留学したのに対して、李氏は台湾の日本学校で教育を受けた後、京都帝国大学に学んでおり、リー氏が大英帝国の産物なら、李氏は日本帝国の産物である。李氏のこうした生い立ちは中国大陸の指導者との間の大きな溝となっている。物心のつく以前から日本式教育を受けた李氏は日本人の立場から世界を見、中国やその指導者に高い評価を与えていない。李氏は共産主義に対する強い拒否感を抱いており、中国大陸にもさしたる愛着を抱いていないと言う。(ST,LZ:6/5)