1996-06-11 ◆<星>ヘイズ、アジアを再起の跳躍台に 【シンガポール】米国拠点のモデム・メーカー、ヘイズ・マイクロコンピューター・プロダクツは1999年までにアジア太平洋地域の売上が営業額の3分の1を占めるものと予想している。 デニス・ヘイズ会長がBT紙に語ったところによると、シンガポールのアクマLtdを含むアジア投資家の49%の出資を得、同社はかつてない強力な財政基盤を備えるに至った。昨年のアジア太平洋地域売上は2400万米ドルで、2億6400万米ドルの営業額の9%を占めたが、総合的なPC(パソコン)コミュニケーション・パッケージの提供を武器に向こう2年間に年間100%の売上増を目指す。同社はこれ以前には最高速のモデムを販売することに力を入れてきたが、今日顧客はコミュニケーション、あるいはインターネットへのアクセスのみを問題とし、モデムは問題にしなくなっている。このため同社はそれぞれインターネット・ユーザー、スモール・オフィス、ゲーム・マニアをターゲットとしたローエンドの28.8kbpsモデムにソフトウェアーやCD-ROMゲームをセットにした3つのパッケージを用意した。この他、ビジネス向けのミドル/ハイエンド・モデム、PCカード・モデム、ハイデンスティー・ネットワーク・ラック等の販売も手掛け、単なるモデムの製造・販売業者ではなく、PCコミュニケーション・ソルーション・プロバイダー、あるいはテクノロジー・リーダーとしてのプレゼンス確立を目指している。また以前はモデムのスピードが主要な関心事とされたが、現在はスピードよりもファンクションが重視されている。ヘイズ氏は今回の財政危機を経て、現金を使い果たさぬこと、即ち投資に当たっては必ず何らかのバック・アップ・プランを準備すること、適切な管理を維持することの重要性を学んだと言う。(BT:6/10)