1996-06-11 ◆<星>小売上場企業の業績区々:アナリスト 【シンガポール】シンガポール上場小売企業の1995-96年度業績は、専門店の業績が比較的良好な反面、百貨店は引き続き厳しい営業環境に直面しており、明暗が交差している。 エスティメート・ディレクトリーが伝える証券アナリストらの評価を平均すると、地場老舗百貨店のCKタンはその損失を前年の1780万Sドルから1250万Sドルに、イセタンも1530万Sドルから500万Sドルに縮小させる見通しだ。これに対して不動産市場への進出により事業の多角化を志向する地場百貨店メトロの業績見通しは純損失180万Sドルから純益2390万Sドルまで意見が分かれている。これには中国のような予測困難な市場での不動産事業に対する評価の相違が反映されている。これに対して専門店の純益は一様に二桁成長が見込まれている。時計の流通を手掛けるアワー・グラスは13%増の1150万Sドル、家具のコーツは11%増の1280万Sドルが予想された。不動産コンサルタント、リチャード・エリスの小売部門担当幹部によると、郊外小売市場、飲料食品部門、児童/ティーンエイジャー部門等の一部の領域では好業績が見込めると言う。(ST,BT:6/10)