1996-06-11 ◆<馬>ATM幹線構築で日欧と競争 【シンガポール】マレーシアは高速マルチメディア・インフラのATM(非同時転送モード)幹線構築に多額な投資を行い、欧米や日本と競争している。 テレコム・マレーシアBhd(TMB)のCoins(コーポレート・インフォメーション・スーパーハイウェイ)プロジェクトを担当するテー・インディ取締役によれば、ATMはマルチメディア情報の高速転送を可能にする広帯域技術で、TMBは向こう2年間に5000万~6000万Mドルを投じて東西マレーシアをカバーするATMバックボーンの構築を図る。Coinsと名付けられた同ATM幹線は来月稼働し、1998年までに全国に拡張される。その主要な目的はイントラネット、即ちコーポレート・エンタープライズ・ネットワークを支援することで、またクアラルンプル地区のマルチメディア・スーパー・コリドーを補完する。Coinsの転送速度は当初の6Mbsから155Mbs、最終的に2.5Gbsにアップされる。 ネットワークアジア96で明らかにされたところでは日本電信電話(NTT)は来年初にOCN(オープン・コンピューター・ネットワーク)と名付けられたATM幹線を稼働させる。転送スピードは当初の128Kbsから1.5Mbs、6Mbs、50Mbsに段階的に高められる。同スピードは米国のそれに匹敵するものと言う。またドイツ・テレコムによると欧州10カ国の電気通信会社18社のATM幹線Emmaは1994年に稼働、昨年12月に完成しており、ジュピターと言う新たなATM幹線の構築が来年から2年計画でスタートする。ドイツ・テレコムはドイツと米国/カナダ間のATM幹線MAY(マルチメディア・オーバーATMハイウェイ)の構築にも参画していると言う。(BT:6/10)