1996-07-02 ◆<星>SPC株、石油製品需要増で値上がりも 【シンガポール】シンガポール・ペトローリアム・カンパニー(SPC)は長期的石油製品需要拡大の恩恵を享受する有利な地歩を占めている。 インターナショナル・エネルギー・エージェンシー(IEA)の報告によれば、昨年半ばから石油精製業界の市況は改善しており、今年末にかけてマージンの下降は見込まれるものの、長期的見通しは明るい。今世紀末には供給不足が生じる見通しで、取り分け急成長するアジアにおけるガソリン/軽油等の輸送燃料に対する需要が急増する見通しだ。現在計画されている精製施設の拡張計画が全て実行されても、莫大な投資規模や中国/インド/インドネシア等エネルギー高需要国における制度的非効率さから、新精製施設が直ちに計画通りの生産レベルに達することはないものと見られる。今年については韓国とタイを除けば、石油精製施設の主要な拡張計画は存在しない。このことは向こう数年間に新規オープンする製油施設が急減することを意味する。 SPCは製油マージンの改善から、今年は24%、97年は42%、98年は46%の増益が見込める。韓国、タイの新製油所の稼働で今年末にかけて製油マージンは軟化するものの、97年半ばまでには回復するものと見られる。SPC株価は1993年9月の3.50Sドルから昨年末の1.65Sドルに下降したが、来年のある時期に3Sドルのレベルに回復すると見るのは合理的推論と言う。(ST:7/1)