1996-07-20 ◆<星>電子業不振で国産品輸出減退も:アナリスト 【シンガポール】電子部門の不振からシンガポールの国産非石油製品輸出も下降するものと予想されている。 エコノミストらによれば、昨年同月の値が低水準だったことから近く発表予定の6月の貿易統計にはハッキリとは現れないだろうが、第3、第4四半期には国産非石油製品輸出の顕著な退潮が生じそうだ。国産非石油製品輸出は3月に12.8%、4月に17.8%、5月に12.3%成長しており、6月の成長率は9.8~12%と予想されている。今年通年の国内総生産(GDP)成長率は8-8.6%、製造業の通年の成長率は8-9%と見られている。UBS証券のアナリストは下半期に力強い回復が生じる可能性はほとんどないとしている。ペナンにおけるヒューレット・パッカードのディスク・ドライブ製造業務の停止やGrunding社の操業停止、シンガポールにおけるアズテクとクリエイティブの惨憺たる業績の発表後、アナリストらの第3、第4四半期の電子業況見通しは暗澹としたものになっている。HGアジアのアナリストは、「電子業界が最も繁忙しているべきこの時期に、生産ラインの停止や操短が伝えられており、たとえ米国のBBレシオに回復の兆しが生じたにしても、価格が下降している現状では、生産は2倍に拡大せねばならない」と指摘する。クロスビー証券幹部も、「需要拡大の兆候はなく、売上が下降している反面、労賃、レンタル等のコストは増大しており、電子業者にとっては全く厳しい一年と言わざるを得ない」と語った。(BT:7/19)