1996-07-31 ◆<泰>エチレン市況既に軟化:タイ・オレフィン 【バンコク】向こう3年間に東アジアにおける製造能力が45%拡大することからエチレンの生産能力過剰が懸念されているが、タイ・オレフィン社は市況は既に軟化しつつあると報告している。 それによると、米国におけるエチレン価格は5月に前月比トン当たり33米ドル値上がり、多くの化学品原料もトン当たり22米ドル上昇しているものの、スポット価格は僅かな上昇にとどまっており、各国のオレフィン分解装置が5月に保守のため操業を停止した事実を考えると、値上がりは小幅にとどまったと言える。このことは世界的にエチレン市況が軟化しつつあることを意味する。 5月のプロピレン価格は前月比トン当たり22米ドル上昇した。これは1995年の生産過剰に伴う値崩れを再発させぬよう製造業界が配慮したためと見られる。また6月末にはオレフィン価格が一層値下がりしたが、これは韓国方面からの新規供給を見越して、バイヤーが注文を控えたためと言う。(BD:7/30)