1996-08-06 ◆<星>第2四半期のビジネス情緒急降下 【シンガポール】シンガポール国内企業のビジネス情緒は第2四半期に急降下し、取り分け中小企業の間に下半期の業況に対する悲観的見通しが拡大した。 BT紙とシンガポール国立大学(NUS)ビジネス研究開発(R&D)センターが実施したビジネス情緒調査(昨年末より四半期ごとに実施)によれば、4-6月の間に昨年同期比営業額の拡大を見た企業の数は、営業額の縮小を見た企業を依然上回っているものの、ビジネス活動は全般に下降線を辿った。 第2四半期の新規受注は、第1四半期の実績を僅かに上回ったが、こうした成果を上げられたのは、大手企業(年商S$1000万以上の製造企業/年商S$500万以上のサービス企業)と外国企業に限られ、小企業や地元企業の新規受注は昨年同期を大きく下回った。 今年第2四半期にはより多くの企業が減益を記録したものの、増益を記録したものと減益を記録したもののネットバランスは改善した。調査された147社中39%の企業が昨年同期を下回る利益を計上、38%の企業が昨年同期を上回る利益を実現した。このためネットバランスは-1%で、昨年第4四半期の-15%、今年第1四半期の-8%から改善を見た。大企業に限って見ると増益を記録した企業が、減益を記録した企業を上回った。 今年下半期に利益の改善を見込む企業は全体の35%を占め、利益の下降を予想する企業の比率31%を上回った。また34%のものは変化無しと予想している。ネットバランスは4%で、第1四半期の調査時のネットバランス22%を大きく下回った。特に地元企業は+29%から-10%に、また小企業は+20%から-8%に、悲観的傾向を顕著にしている。 これらの企業はシンガポールの今年通年の国内総生産(GDP)成長率を5~12%、平均8%と予想しており、政府の7.5-8.5%の予測とほぼ一致している。しかし同見通しは不振な6月の貿易統計が発表される以前のもので、政府も近く成長予測を下方修正するものと予想されている。(BT:8/5)