1996-08-06 ◆<星>オートデスク、地元パートナー物色 【シンガポール】米国拠点のソフトウェアー企業オートデスクの新任アジア太平洋地域担当副社長トム・ノーリング氏は目下ワールド・プレーヤーとなる潜在性を備えた地元パートナーを物色している。 ノーリング氏によれば、エンジニアリング、建設、マルチメディア、地理的システム等の主要なデザイン・ソフト会社として知られるオートデスクは過去1年来MAI(メカニカル・アプリケーション・イニシアチブ)戦略の下、同社ソフトウェアーと補完関係を有するソフトウェアー製品の世界的な流通・販売網の構築に進んで投資するパートナーを探している。これは市場にニッチを求める上からサード・パーティー・デベロッパーとの提携が欠かせないためと言う。 同社のマルチメディア製品3Dスタジオマックスのアジアにおける最大市場はアニメーションとゲームが流行する日本だが、中国のTV放送もアニメーションの比率が高いことから、中国市場の開拓を目指している。ライバルのシリコン・グラフィクス(SGI)がよりパワフルなワークステーションをベースとしているのに対し、同社の製品はPC(パソコン)をベースにしている。アジア太平洋地域におけるPCの数はワークステーションの数を上回っており、この点からも同社は優位に立っている。しかしSGIは3Dスタジオマックスのネッツケープ・ウェブ・バージョンに関しては、オートデスクと協調体制を採っていると言う。 96年1月期の世界売上は5億4700万米ドル、純益は55%増の8700万米ドルだった。欧州売上は33%増、アジア太平洋売上は23%増で、後者は総売上の21%を占めた。(BT:8/5)