1996-08-27 ◆<馬>製造業界の一部に業況悪化の懸念も:FMM 【クアラルンプル】来年急激に経済環境が悪化するとの懸念が一部に存在するものの、大部分の製造業者はマレーシアが依然として魅力的投資地であり、理想的製造拠点であると評価している。 マレーシア製造業者連盟(FMM)が先週土曜発表した“製造業部門の業績見通し”と題する調査報告書によると、今年4月末の同調査に回答した112社中10.5%の者が、来年業況が急激に悪化するとの見通しを示した。これらの者はビジネス・コスト、取り分け不動産、人件費、原材料、公益事業費が高騰、労働力の供給は益々逼迫するとしている。とは言え大部分の回答者は、政治の安定やインフラの整備度から投資/製造拠点としてのマレーシアの魅力は依然大きいと評価、1996、97年の業況及び国際市場の見通しは良好としている。 業種別に見ると、セメント、コンクリート、基礎金属工業は楽観的だが、非金属鉱物業界は建設業況の下降から1997年に市況が急激に悪化すると危機感を抱いている。業況改善を予想する者の比率は96年については67%だが、97年については60.4%に下降、これに対して業況の悪化を予想する者の比率は96年については4.7%に過ぎないが、97年には9.4%に拡大している。その反面国際市況の改善を予想する者は96年の50%から97年の53.7%に拡大している。 また投資基地としてのマレーシアの魅力を高める策としては、法人税の引き下げ、外人労働者の就業/入国規制緩和、輸出活動に対する税制奨励、交通/通信を中心としたインフラの改善、技術/職業訓練の強化が指摘された。(NST,STAR:8/26)