1996-09-16 ◆<印尼>アストラ株急騰、創設者カンバック? 【ジャカルタ】インドネシア自動車市場の53%のシェアを握るPTアストラ・インターナショナルの株価が先週急騰、4年前のバンク・スンマの倒産でその持ち株(76%)の売却を強いられた創設者のウィリアム・スルヤジャヤ一族が支配権回復を図っているとの噂が流れた。 先週金曜にはアストラの国内株は25ルピア高の2635ルピア、外国株は225ルピア高の3525ルピアで引け、国内株の出来高は300万株に達した。アナリストは誰かがアストラ株を買い集めているのは確かだが、誰かを突き止めるのは困難としている。また既存主要株主の誰が持ち株を手放したかにも注目が寄せられている。アストラ株の高騰はちょうど同社のビジネス見通しが改善したのと重なっており、ペレグリン証券はアストラの今年の純益予測を3000億ルピア(S$1.82億)から3590億ルピアに上方修正した。アストラは今年初にはいわゆる国産車計画の発表で打撃を受けたが、国産車計画の遅延に加え、自動車市況の回復で恩恵を受けた。またアストラは某日本企業と1500CCの低コスト・セダンを合弁製造し、2000年に向けて年間7万5000~10万台の自動車を輸出する計画も発表している。(BT:9/14)