1995-03-08 ◆<星>中央市街のオフィス・ビル3棟が売りに 【シンガポール】中央市街のビル3棟が売りに出され(あるいは売りに出される見通しで)、業界筋は新たなベンチ・マークが記録されるか否かに注目している。 フィリップ・ストリートに93年初に完成した16階建て、床面積5万2081平方フィートのリッポ・センターは企業の本部ビルとするには適当なサイズで、少なからぬ多国籍企業等の関心を呼ぶものと見られる。稼働率100%のオフィス・スペースはその多くが今年から97年の間に賃貸期限を迎える。オーナーのリッポ・グループは同ビルを処分した後シンガポール国内の新たな投資対象を物色する計画と言う。 業界筋によれば、この他香港のカールトン・グループが所有するセシル・コートやアンソン・ロードのエイペックス・タワーが売りに出される見通しだ。ハーバー・ビュー第一ホテルに隣接した築後22年のエイペックス・タワーは、80年代にインドネシアのビジネスマン、トン・ジュー氏によりヤマシンに売却された際改装され、名称もトゥナス・ビルディングから現在のものに変更された。その後89年にインドネシアのサリム・グループの手に渡り、現在は地元のケック・セン・グループの所有に帰している模様だ。しかし28階建てビルのトップ3フロアーは依然として開発者のトン・ジュー氏が所有している。アナリストは金利の上昇、株式市況の不振、オフィス・ビルの新規供給等の事情が取引価格に影響を及ぼすものと見ている。(ST:3/7)