1996-09-30 ◆<星>シーゲート、テープ・ドライブ販促に注力 【シンガポール】シーゲート・テクノロジーは大規模な広告/宣伝を通じてアジア太平洋地域におけるテープ・ドライブ・ビジネスの拡張を図る。 ジョーアル・ステッド副社長(アジア太平洋地域販売/市場開拓担当)が27日語ったところによると、1996年6月28日締め年度の営業総額86億米ドルの内、テープ・ドライブ売上げは4億米ドルを占めたが、大部分は欧米におけるものでアジア太平洋地域の貢献は僅かにとどまった。アジアにおいては依然としてバックアップ記憶装置が重視されておらず、同社はこの方面の宣伝に力を入れる一方、シーゲートの知名度も高める計画だ。 シーゲートはシンガポール国内では今年末までにウッドランズとトゥアスのディスク・ドライブ(HDD)製造能力の拡張に2億Sドルを投じる計画で、シンガポールにおける累積投資は12億Sドルに達する。同社は向こう12ヶ月間に2.5インチHDDの製造で世界のトップに立つ方針だ。 一方、シーゲートのドナルド・ウェイト副社長兼財務担当最高責任者は、電子産業が世界的なスランプに陥っているとの説には同意できないと語った。確かに欧州の状況は不振だが、米国の市況はかなり好調で、ステッド氏も「もし米国電子産業が不振と言うなら、コンパック、IBM、インテル、マイクロソフト、ロータス等の7月期好業績をどう説明するのか」と反問した。アジア太平洋地域の今年のPC(パソコン)販売は26%の成長が見込め、今年下半期、取り分け10-11月には世界のIT(情報技術)/PC産業は飛躍的な成長を遂げるものと予想される。このことは世界の主要なHDD製造基地、シンガポールの経済成長も加速するはずと言う。(ST,LZ:9/28)