1996-10-10 ◆<馬>第2四半期のGDP成長率8.4% 【クアラルンプル】マレーシアの今年第2四半期の国内総生産(GDP)成長率は8.4%と、第1四半期の8.3%を僅かに上回ったものの、昨年同期の9.6%には及ばなかった。 中央銀行の最新の四半期報告によると、第2四半期のGDP成長は主要部門全ての持続的な成長により支えられ、中でも農業生産の回復の影響が大きかった。しかしメモリ・チップの世界的な過剰生産や競争過熱に伴う電子/電気製品部門の成長鈍化から製造業の成長は第1四半期の14%から12.3%に多少減速した。民間部門の投資意欲は依然旺盛で、また消費需要も高水準を維持したことから、内需指向産業は15.6%の成長を見た。しかし第1四半期の18.2%には及ばなかった。また輸出指向産業の成長率は第1四半期の10.5%から9.6%に鈍化、天然ガス生産が3.7%のマイナス成長を記録したことから鉱業部門の成長も第1四半期の7.6%から3.7%に減速した。しかし農業部門は第1四半期の3.1%のマイナス成長から5.8%のプラス成長を回復した。これは主にパーム原油生産が第1四半期のマイナス4.7%から16.3%のプラス成長を回復したため。しかし天然ゴムと挽材生産はそれぞれ5.6%と3.8%の落ち込みを見た。通産省の製造業投資承認額は第1四半期の97億Mドルには及ばなかったものの、72億Mドルのハイレベルを維持した。消費者物価指数(CPI)の上昇率は第1四半期の3.4%から3.7%に加速、3ヶ月ものインターバンク・レートは3月末の7.08%から7.35%にアップした。資本市場で調達された長期資金は80億Mドルと、第1四半期の97億Mドルを下回った。貿易収支は昨年同期の39億Mドルの赤字及び今年第1四半期の14億Mドルの赤字から6億Mドルの黒字を回復した。(STAR:10/9)