1996-10-16 ◆<星>クアンタム、HDD生産10%アップ 【シンガポール】クアンタム・コーポレーションは14日、アジア太平洋地域におけるディスク・ドライブ(HDD)供給過剰現象が緩和したため、3カ月以内に10%の増産体制に入ると発表した。 アジア太平洋域マーケティング担当のD.ロークリフ取締役が、新製品及び新技術ウルトラATAの発表会で語ったところよると、需要増から業界全般に品不足が生じており、同社も今年度分のHDDの95%を出荷、在庫はゼロに近づきつつある。こうしたことからディスクトップ用HDDの生産高を前期の540万台から今期は600万台に拡大する計画で、一部はバタム島工場で生産する。同氏は今月から12月の間に、PC(パソコン)の世界販売は20%拡大すると予測した。この日、クアンタムが発表した新製品はホームPCユーザ向けの5.25インチ“ビッグフットCY”、ウルトラATA技術を用いた業界最高速デスクトップHDD“ファイアボールST”、ローエンドPC用“パイオニアSG”の3種。新技術ウルトラATAはクアンタムとインテルがハイエンドPC用に共同開発したもので、HDD内部データ・レートを2倍の33Mbに加速している。クアンタムの動きは、PC市況が12月には回復に転じるとの業界の観測を裏書きしたものと言える。(ST,LZ:10/15)