1996-10-26 ◆<馬>ワン・アズミ氏、L&Gをサイムに売却? 【クアラルンプル】クアラルンプル証券市場にはブミプトラ・ビジネスマンのワン・アズミ・ワン・ハムザ氏が上場不動産開発会社ランド&ジェネラル(L&G)の支配権益をサイム・ダービーに売却するとの噂がしきりだ。 ジュピター証券のアナリストはこうした噂を肯定、サイム・ダービーはL&Gの土地や不動産開発プロジェクトを不動産子会社のサイムUEPに注入するとともに、最近手に入れた銀行UMBCをL&Dに注入するものと予想した。同氏によればUMBCは常にサイム・ダービーを通じて資金を調達することはできず、そのことが同行の事業拡張の壁となり、サイム・ダービーには重荷となっている。このためUMBCは資金調達の機関車を務める別の上場会社を必要としていると言う。しかし市場観測筋は「ワン・アズミ氏の動機はいったい何なのか」、「L&Gはアズミ氏のフラッグシップではなかったか」と理解に苦しんでいる。とは言え別のアナリストはL&Gが証券会社ラシド・フサインBhdの20%持ち株をラシド・フサイン氏に売却したのはL&Gをサイムに売却する伏線だったとし、「さもなければ、サイムは証券会社2社を傘下に収めることになったろう」と指摘した。またアナリストらはアズミ氏とサイムの密接な関係を指摘している。同氏はジェネラル・ランバー社(現在のL&G)を創設する以前には建設会社プルンバ社とユナイテッド・エステートの経営に関与しており、ユナイテッド・エステートは今日のサイムUEPである。ワン・アズミ氏はL&G以外に、ロハスユーコ・インダストリーズLtd及びタバコ会社RJレイノルズLtdの会長も務めている。(BT:10/25)