1996-10-31 ◆<馬>IT奨励措置で新たな経済ブームも 【シンガポール】マレーシアは新年度予算案に情報技術(IT)産業を振興する各種の奨励措置を提案したが、これらの措置が適切に実行されるなら経済成長を加速し、マレーシアにIT時代が訪れるものと見られる。 シンガポールのソフトウェア会社ストラテジク・テクノロジーのデービッド・チュー重役(MD)は既にマレーシアにオフィスを設ける可能性を研究しているとしており、ユーテク・サイバネティクスのハリ・グナシンガム会長も「営業コストも引き下げられるため、マレーシア進出には勿論関心がある」と語った。同氏によれば、シンガポールのIT産業はこれまで孤立してきたが、マレーシアにおけるIT産業の成長は域内のITコミュニティーの拡張に寄与する。米国シリコン・バリーの成功も臨界質量の実現が基礎になっていると言う。しかし別の業界筋はマレーシアが新奨励措置を実際にどのように運用するかを観察した上で、進出するか否かを決定すると語った。シンガポール拠点の某ソフトウェア会社幹部によると、マレーシアはアジアの中小プレーヤーよりも、西欧のより成熟したプレーヤーをターゲットにしているように見えると言う。(BT:10/30)