1996-11-20 ◆<星>アナリスト、国産品輸出の改善予想 【シンガポール】証券会社のエコノミストらは、比較対象となる昨年10月の輸出の伸びが12.6%と比較的低かったこと等から、今年10月の国産非石油製品輸出は名目1.3%の下降にとどまったものと予想、電子産業にも僅かながら回復の兆しが窺えると指摘している。 シンガポールの国産非石油製品輸出は6月に6.1%下降した後、7月には6.3%の増加を見たものの、8月には-6.3%、9月も-6.2%と、不振な状況が持続している。10月の国産非石油製品輸出に関してST紙のインタビューを受けた当地のエコノミスト12人は平均は1.3%の下降を予想した。この内5人が0.3~2.2%のプラス成長を予想したのに対し、7人は1.7~5.3%の落ち込みを予想した。 フレーザー証券のアナリストは、2.0%の下降を予測したが、米国の半導体需要動向から電子産業に回復の兆しが生じていると語った。HGアジア幹部は、半導体、パソコン、プリント基板の輸出増で10月の国産非石油製品輸出は0.3%アップすると予想した。同アナリストは、半導体輸出は9月のマイナス12%から10月のマイナス4%に改善したと見ているが、クリスマス・シーズン以降も需要が増加するかどうかは疑わしいとしている。また、10月に国産非石油製品輸出の4%の成長を予想してドイチェ・モルガン・グレンフェルのエコノミストも、電子産業が早急に回復するとの見方には否定的だ。(ST:11/19)