1996-12-03 ◆<星>ペンティアム・チップ、需要増で急騰 【シンガポール】シンガポールにおけるペンティアム・プロセッサーの価格は、需要増で過去3ヶ月間に30~60%値上がりした。 需要は166MHz(メガヘルツ)、200MHz及びペンティアムプロ等のハイエンド製品に集中、100、120、133、150MHzのローエンド製品需要はそれほどでないが、依然として品不足が生じている。市場筋によれば、ポピュラーな100MHzペンティアム・プロセッサーの単価は一般に104米ドル(S$145)だが、現在では135米ドル、ハイエンドのペンティアムプロ200MHzのそれは、以前は600米ドルだったが、今や1000米ドルに跳ね上がっている。 需要の大きな部分は非OEM(相手先商標製造業者)の中小コンピューター業者やシステム統合会社で、これらの業者の中には、最早シンガポールではまとまった量を確保できなくなったことから、マレーシアやインドで調達を図っているものも有る。 インテルのマーチン・ゲー課長(シンガポール担当)によると、過去3ヶ月来のペンティアム・プロセッサーに対する需要は驚異的で、特にアジア太平洋地域の需要は異常に高い。これはエンド・ユーザーがよりパワフルなプロセッサーでPC(パソコン)のパワー・アップを図っているためで、OEMベンダーらは生産規模を拡大して、クリスマス・シーズンの需要に応じるのに躍起になっている。 業界筋によれば、シンガポールを含め世界的にマイクロプロセッサーの需要は一般に9-12月にピークに達するが、今日の店頭価格の値上がりから見て、シンガポールでは特に記録的なレベルに達しているようだ。インテルのゲー課長はこの点に関して、同社は世界的規模で生産拡大を図っているため、品不足は間もなく解消するはずと語った。(BT:12/2)