1996-12-07 ◆<星>10月の製造業生産1.8%の成長回復 【シンガポール】シンガポールの10月の製造業生産は電子部門の復調に支えられ、8月(-7%)と9月(-6.7%)のマイナス成長から昨年同月比1.8%のプラス成長を回復、年初10ヶ月の成長率は4.5%となった。しかし10月の生産高は前月を0.6%下回った。 経済開発局(EDB)が5日発表したところによれば、シンガポールの製造業付加価値生産の44%を占める電子部門は主にディスク・ドライブ、コンピューター周辺機器、プリント基板の生産拡大で4.2%の成長を遂げた。しかし半導体、消費用電子製品、通信機器に対する海外需要は依然低迷した。電子部門の年初10ヶ月の生産高は9.5%の成長を見た。 工業用化学品部門は92.7%の成長を記録したが、これは主に石油化学コンプレックスが昨年同月保守のため1ヶ月操業を停止したため。同部門の年初10ヶ月の成長率は6%だった。 化学品(石油-2.8%/塗料・薬品ー11%/石油化学/特殊化学品)は10月に5.3%、年初10ヶ月に5.2%、それぞれ成長を遂げた。 電機/電器部門はモーター、スイッチ、乾電池、電子オーブン等に対する海外需要の増加で、9.2%の成長を見た。しかし年初10ヶ月の生産高は第1、第2四半期の不振で、依然昨年同期を0.9%下回った。 運輸機器部門は0.9%のささやかなプラス成長を実現したが、その他の部門はいずれもマイナス成長を見ている。(ST,BT:12/6)