1996-12-09 ◆<泰>石油化学業界、来年も厳しい業況に 【バンコク】タイ石油化学業界は来年も価格の回復が期待できないだけでなく、さらに10%の値下がりも覚悟する必要が有ると言う。 エチレンやパラキシレン等の上流部門製品からPTA(純粋テレフタル酸)やポリエステル等の下流部門製品に至るまで、石油化学品価格は今年の大部分の期間を通じて低迷し続けた。 しかし過去3ヶ月については季節的な需要と中国の輸入拡大で多少改善の兆しも生じている。例えばエチレンのUSガルフ契約価格はトン当たり517米ドルから535米ドルにアップ、ポリエチレン価格は第3四半期と第4四半期の間に11%上昇した。しかしエチレンの極東スポット価格は10月のトン当たり530米ドルから11月の495米ドルに下降した。 アナリストは一般に契約価格はスポット価格の後追い傾向を示すことから、オレフィン価格も間もなく下降に転じると予想している。これらのアナリストは、中国の輸入拡大で価格は短期的に多少強化しても、来年第2四半期には再び下降に転じると見、中国の需要は予測困難で、当てにならないとしている。(BD:12/7)