1996-12-17 ◆<星>HDD価格、20-40%アップ 【シンガポール】システム統合会社、コンピューター・ベンダー、小売りバイヤーらの需要急増で、過去3ヶ月間にハード・ディスク・ドライブ(HDD)が20~40%値上がりしている。 供給不足は域内全域にわたるが、取り分けシンガポールでは企業のアップグレード需要から最も顕著となっている。例えばシーゲートの1.2GB(ギガ・バイト)ST51270Aモデルの市価はこれまでの155米ドルから255米ドルに、クアンタムの1.2GBモデルTM1280Aは150米ドルから175米ドルに、それぞれ値上がりした。需要の急増は1.2GB以上のハイエンド・モデルに最も顕著だが、540MB(メガ・バイト)や630MBのローエンド・モデルの需要も中国やインドを中心に高まっている。 シーゲート幹部は、非OEM(相手先商標製造業者)市場のエンド・ユーザー価格は一般に需給バランスに左右されると指摘したが、クアンタム幹部によると、同社は10月に一部のモデルの価格を2~3%引き上げたに過ぎないと言う。市場筋は、マクスターやクアンタム等の一部のメーカーが7月に製造規模を縮小したことも品不足に拍車をかけたと指摘している。 市場調査会社IDCによると、アジア大平洋地域のHDD市場は年率20%の成長を遂げており、2000年まで同成長率が維持される見通しだ。昨年のアジアにおける販売実績は8900万ユニット、合計210億米ドルで、今年は1億1700万ユニット(額はほぼ昨年並み)、2000年は2億3300万ユニット、480億米ドルと見込まれている。(BT:12/16)