1997-01-06 ◆<星>IBM、US$6千億新市場の開拓に着手 【シンガポール】IBMは関係スタッフを大幅に増員し、6000億米ドルと見込まれるいわゆる“2000プロブレム”市場の開拓に本腰を入れている。 IBMのASEAN及び南アジア担当ジェネラル・マネージャーに最近就任したジョージ・サメヌク氏は、大部分の国と企業は年号変更に伴う衝撃のマグニチュードを把握していないと語る。同氏によれば、既存のシステムの年号は1900を基準にしているが、1999年が終了後は2000を基準とした年号に改めねばならない。これに伴い全てのライン・コードを書き換える必要があり、もし今世紀の終わりに、皆が一斉に調整に乗り出したなら、全てのコンピューター・システムを調整するのは物理的に不可能と言う。 多くのコンピューター会社が同問題の克服に乗り出しているが、米国の調査会社ガートナー・グループは2000年までの関係ビジネスの規模を6000億米ドルと見積もっている。世界最大のメインフレーム及び中型コンピューター・サプライヤーとして政府機関や大企業にその製品を納入してきたIBMは同問題を回避することはできず、今世紀末までに調整を完了せねばならない。IBMは有料で関係サービスを提供しており、顧客に早急に調整とキー・システムのテストを完了するよう勧告している。 IBMは関係人材を世界各国からリクルートしているが、少なからぬスタッフがインドで雇用されることになる見通しと言う。(BT:12/27)