1997-01-06 ◆<星>昨年の不動産投資販売倍増 【シンガポール】エドモンド・ティエ&Coの報告によれば、昨年通年の不動産投資販売(開発用地の販売や投資目的のブロック取引で、個人用のユニット取引は含まない)は、一昨年の65億Sから129億Sドルに倍増、リチャード・エリスの報告でも、73億Sドルから127億Sドルにほぼ同様の拡大を見ている。 不動産投資販売は開発業者の不動産市場に対する中期/長期の見通しを反映しているが、アナリストらは、今年はより慎重な市場見通しを反映し、不動産投資販売が下降するものと予想している。リチャード・エリス幹部によると、70億~80億Sドルのレベルにとどまりそうだ。昨年はパラゴン・バイ・ソゴー等の複数の大型取引がまとまったが、今年はこの種の大型取引は少ないものと見られ、政府の宅地入札の価格も需給状況を反映して低めになりそうだ。しかしET&Co幹部は、市場は慎重姿勢になっているが、市況は依然堅調を保つとしている。 ET&Coによれば、政府の土地セールの不動産投資販売に占める比率は一昨年の53%から昨年の48%に縮小した。しかしながら政府の土地セールの額そのものは前年比80%増の62億Sドルを記録した。民間部門の不動産投資販売はそれを上回る119%の伸びを記録、67億Sドルに達した。この内開発用地販売が103%増の37億Sドルに達したが、今年は住宅市場の軟化で民間開発用地の販売は縮小しそうだ。 昨年の民間不動産のブロック取引は142%増の29億Sドルで、中でも商業不動産販売が320%増の23億Sドルを記録した。住宅不動産取引は不動産投資販売全体の51%(一昨年)から47%(昨年)に縮小した。宅地販売は昨年第1四半期の20億7000万Sドルから昨年第4四半期の10億3000万Sドルに半減している。(ST:1/1)