1997-01-09 ◆<馬・泰>パイプライン構想は試案?:アナリスト 【シンガポール】千代田化工が6日東京で発表したタイのサイ・ブリとマレーシアのアロル・スタルを結ぶ全長190キロの石油パイプライン建設計画に関して、業界筋は「タイ側の出鼻を挫くマレーシア・グループの動きは驚き」とするとともに、「タイ側との調整がついているのか不明瞭で、あるいは単なる試案にすぎないのでは」と評している。 千代田化工スポークスマンが東京でAFPに語ったところによれば、同社とマレーシアのイースト・ウェスト・ブリッジに率いられるコンソーシアムには三井物産、丸紅の他、インドネシア、日本、マレーシア、韓国、タイの政府も含まれる。同計画の下、中東から運ばれた原油はアロル・スタルで陸揚げされ、パイプラインでサイ・ブリに送られた後、日本、韓国、台湾等に海送されると言う。 これに対してタイ側はカノムとクラビを結ぶ全長200キロのパイプライン/鉄道/道路の建設計画を進めており、タイは、同陸橋の両端に深水港、製油所、工業団地等も開発することを予定している。タイは昨年ペナン/ソンクラを結ぶパイプライン構想を棄却したが、マレーシア側は事業化調査結果も携えて、タイ側に再考を働きかけていた。千代田化工のシンガポール事務所はコメントを控えている。(BT:1/8)