1997-01-22 ◆<星>エッソ/シェル、石油精製規模をカット 【シンガポール】エッソとシェルはいわゆるチャイナ・ファクターに伴うマージン縮小を配慮し、先週末シンガポールにおける石油精製量を削減した。 エッソは日産能力23万バレルの精製施設の稼働率を20-25%ダウン、シェルは日産43万バレルの施設の生産規模を約7%(4000トン=2万9000バレル)カットした。エッソ・スポークスマンは先週末の記者会見の席上では、操短の理由も期間も明らかにしなかった。シェル・スポークスマンはマージンの下降、取り分けガソリンとディーゼル油の薄利を指摘するとともに、操短をいつまで続けるかは追って発表すると語った。 業界消息筋によると、当地製油業界の市況の突然の変化は、チャイナ・ファクターによるもので、中国は数週間前に国産石油製品を補助する措置を採った。この結果輸入品の競争力が低下した。また旧正月を前に中国は輸入をカットしており、旧正月休暇中は一層の輸入は行わないものと見られる。また冬季が終わり、北半球全体の需要も下降に転じている。こうした要因が一度に石油製品価格に影響を及ぼした結果、1バレル当たりのガソリン価格は過去1週間に32米ドルに5米ドル値下がり、ジェット燃料も33米ドルから29米ドルに下降した。当地最大の製油会社シェルはこうした中で向こう数週間の市況を注視して行くとしている。(BT:1/21)