1997-01-30 ◆<馬>政府、近く証券ライセンス発行 【クアラルンプル】アンワル副首相兼蔵相は28日、近く証券業ライセンスを追加発行する方針を確認した。 マレーシア政府はこれまでに60社に証券業ライセンスを発行しているが、過去数年は新規ライセンスの発行を行っていなかった。この日マスコミの質問に応じた副首相は、新たなライセンスは信託機関に発行し、個人には発行しないとするとともに、多くの申請が寄せられている事実を明らかにした。 マレー語紙ブリタ・ハリアンはこの日、大蔵省は、マレーシアン・インダストリアル・デベロプメント・ファイナンスBhd、国軍基金LTAT、トレンガン州モスリム基金プルモダラン・トレンガヌBhd、プルバダナン・ジョホールに新規ライセンスを発行する方針で、サラワク拠点のウタマ・バンキング・グループには既に先月ライセンスの発行を認めたと報じた。しかしアンワル副首相は以上の報道を確認することは避けた。 某証券アナリストはKL証券市場の規模からすれば、なお複数の新規参入者を受け容れることができるとしているが、別の業界筋は、市場は新規参入者を受け容れるほど成長しておらず、競争を過熱させ、既存証券会社のビジネスに影響を及ぼさざるを得ないとコメントした。 またアンワル副首相は新規ライセンスの発行を信託機関に限定する理由を明らかにしなかったが、業界筋は、この種の機関は事業の立ち上げや国際競争に耐える資金を有していると指摘した。これ以前には十分な資金を有せずにライセンスを手に入れた個人が5000万~8000万Mドルでライセンスを転売する現象も見られたと言う。(ST,BT:1/29)